2008年10月25日土曜日

巡回 刑務所へ


    記10月9日
事務所で事務仕事をしていると、またもや突然の迎えがやってきた。
急遽、巡回することに。
急な迎えは困ることもあるけど、事務所でじっとしているよりはましだ。
事前に約束を取り付けられるのが一番良いのだが、私の為に車を準備するのに苦労しているようで、車の用意ができると迎えに来てくれる感じ。
今日は同行者のだんなさんの運転で、巡回。
どこにいくのかと思っていると・・・
単語が聞きなれないものだったので、説明されたが分からぬまま現地へ。
大きな扉でがっちりと閉められ、外から扉をノックするといかめしい感じの人たちが数人出てきた。あらら。
中に入ると、「何の用だ!」みたいなことを言われて、ちょっとここはどこなの?
と思っていると、なんと刑務所だったのだ。
刑務所内にあるPKBMへの訪問だった。
敷地内はきれいで、日本のTVでみるような高い塀や閉ざされた感じはない。
オープンな感じで、集会所のようなところにみんなが集まってのんびりしている。
聞けば、面会も決められた時間であれば毎日自由にできるようだ。
日本のように、ガラス越に・・・というのではない。

PKBMはすでに引っ越したという。
でも、引っ越したことを県の担当者(同行者)が知らなかったなんて、不思議。
日本の組織体制にはありえないことだが、ここではこういうことはよくあるようだ。
同行者もびっくりしていたようだが、とりあえず部屋のみがありそこの見学だけ済ませた。
刑務所内での技術訓練もさまざま。
農業として野菜を作って販売したり、本棚などを作ったり、新聞紙を再利用して写真フレームを作成したりしているらしい。
日本より種類は少ないようだが、手に職をつけて更生させるという考え方は同じようだ。
刑務所の所長に挨拶をすると、日本大好きな人のようで話が尽きない。
日本好なインドネシア人は、意外と多くいる。
特にカラオケで日本の歌を歌うことは多いようで、どこへ行っても決まった歌を聴かされる。日本では一度も聴いたことがなかった歌だが、インドネシアでは大ヒットしたという歌だ。
この所長も例に洩れず、その歌が大好きだといって歌って聞かせてくれた。
人のよさそうな所長で、そのまま隣接する官舎に連れて行かれ家にも案内してもらった。
本当にこの地方は貧しいのかと疑ってしまうような、高級感漂う家だった。
上流階級の人の生活は、やはりすごい。

 と少し話はそれてしまったが、事前情報によると、このPKBMは実働していてよいとのことだったので、それがなくなってしまって残念。
引っ越した=どこかへいった?
のか、同行者に聞いても分からなかった。
今回は、PKBM訪問と言うよりも、刑務所訪問を楽しんでしまった感じだ。
職業訓練校でのプログラムの企画ができればいいとは思っているが、スキルも資材準備もちょっとできるわけではないので、難しそう。
何かいい知恵のある方は、教えてください!

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