記10月21日(火)
2週間前から、韓国人と共に働いている。KOI*Aという団体で、日本のJICAと同様のシステムでボランティアを派遣している。
タカラール県には、JOCV(日本青年海外協力隊)よりKOI*Aのほうが先に入っていて、もう3代続いてボランティアを派遣している。
だから、彼女が来たときにはすでに受け入れの準備も万全で、活動に対しても概要を理解しているから、現地の人たちも分かりやすかったようだ。代々幼稚園教諭が派遣されており、主に幼稚園の先生を対象に講習会を開いたりするのが活動内容だそうだ。
ただし、厄介なのはかなりの物的支援をしているということ。小学校を立て直したり、幼稚園に机やいす、道具など、かなり多くのものを援助している。
そういう訳で以前にも書いたように、JICAにも物的支援を期待されてしまう。
今日は彼女の紹介のための会議が開かれ、市の幼稚園の園長や、PKBMの教員など代表が40人位集まった。
私はこのような会議は開いてもらってはいないが、すでにみんなと面識があるのでこの会議には参加しないつもりでいたのだが、今朝方上司に突然参加するように言われ、その上、私まで自己紹介をすることになってしまったのだ。
私の場合はついでのようなものだが、それでも人前で話をするというのは言葉も拙い分、すごく緊張した。ただ、この機会をもらえたことで、私の活動内容をはっきりと伝えることができ、物的支援はできないというようなことも話ができたので、少しすっきりしている。
私の所属する学校外教育課では幼稚園は担当していないのだが、主任にあたる女性(上司の奥さん)が幼稚園の園長を兼任しているということがあり、ずい分と彼女に肩入れしていて、かなり具体的にプログラムの企画などのアドバイスを行っている。
だから、なぜか韓国の彼女は毎日私の隣の席に座っている。
本当の所属は、学校教育幼稚園・小学校課で、私とは部署が違うと聞いていたのだが、実際はほとんどこの主任が関わっていて、今回の会議も主任が人を集め、開くに至ったようだ。
私にもその位いろいろと手を貸してくれるなら心強いのだけれど、私の活動には興味がないらしく、かなりほうっておかれている。
赴任してわずかの間にすぐ活動できる段取りをうってもらえる彼女を、少しだけうらやましく思ったが仕方がない。これが初代と何代目かの差なのだろう。
私がどう活動したかで、私に続く後輩隊員の居心地が少し変わってくるのだろうと思っている。
私は私のペースで、焦らずコツコツやるしかない。
活動においては、常に韓国と日本のボランティアということでお互いが引き合いに出されることが今までも多かったし、これからも沢山ありそうで面倒に感じている部分もあるが、彼女自体は新卒で若くごく普通の人なので、外国人同士、仲良くやっていけたらといいなと思っている。
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