2009年3月1日日曜日

SONKO(ソンコ)作り



                      2009年2月23日(火)
 先週から集中して毎日1つの郡に通っている。
PAKET Cの生徒の授業の様子を見るためだ。
彼女たちの話では、授業のために学校に来ても先生が来ないことが多いという。
実際のところどうなのか知りたいと思い、通ってみた。
授業を一緒に受けることにし、参加。
でも案の定先生は来なくて、自習のようなものになってしまい、私が急遽授業をすることに。
2教科のうち、1教科の先生はこなくて、もう1教科の先生は遅れてやってきた。
 先生は仕事のかけもちが多く、この仕事を最優先にと行っている人が少ないため、
こういう事が起こっている。

 教室の隣で、ソンコ作りの講習を併設。
私が作り方を教わりたい!と何度もお願いしたところ、教えてくれることになった。
ソンコとは、イスラムの男性がお祈りのときにかぶる帽子で、
葉の繊維を抽出し、糸のように使って編んでいる。
籐のカゴづくりと要領は同じだが、編み方もいろいろあり、実に細かい作業である。
近所の主婦たち(50歳くらいの人たち)が集まり、一緒に練習。
今日は1時間目なので、大枠のみ。
不器用な私にとっては、けっこう難しい。
「技術を教えにきたのに、こうやってインドネシア人にいろいろ教わっていたら、
帰るまでにはプロになるね!」
と言われながら、覚えてやるぞー!と意気込んで作り始める。
先生役の主婦の代表者は、とても丁寧に教えてくれる。
その上、上手上手!とほめてもらえるので、ますますやる気が湧いてくる。
 こうやって村人に教わるのは、とても嬉しい!
明日も続きを教わることにし、帰宅。
 家でもずっと練習してみたが、やはり構造がまだ分かっていなくて、
どう編んでいいのか分からないまま数時間経ってしまった。
早く明日、続きを教わりたい!
人から何かを教えてもらえることは嬉しいことだし、楽しいものだということを
久々に思い出しながら、本当に楽しい時間を過ごすことができた。

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