2009年3月1日日曜日

栃木との交信

  2009年1月31日(土)
JICA栃木デスクの行事にSKYPEで参加。
年に1回JOCVの保護者を集めて、現地の様子などを伝えてくれる行事だ。
今回、インターネットを使ってのライブ中継を担当したのだった。
任地のスラウェシ島には、私の他に同郷の先輩が一人居る。
2人で、任地の様子や今の心境などを話す時間となった。

去年は栃木に居て、この会に参加していた。
1年間というのは早いものだ。
 準備の段階で、SKYPEがうまくつながらないなどトラブルは多々あったが、
その都度マカッサルの事務所の方々や、JICA栃木の担当者の方にお世話になり、
なんとか今日無事に終えることができた。

 私の両親、妹が会場に来てくれていて、映像を通して半年ぶりに会うことができた。
 カメラを前に、久しぶりに家族の顔を見て本当に嬉しかった。
SKYPEなんて、いつだってできるのだから自分たちでやればいいのだが。
こうやって日本を離れて来たからには、こちらの生活にどっぷり浸かってやろうと決意したところもあり、
あえて必要以上の連絡をとらなかったのだ。
家の事情のため、12月に初めて家に電話をしたくらいでそれまで手紙以外の連絡をとっていなかった。

こうやって直接話をすると、いろんな感情が湧き出てくる。
 自分は好きで出てきたのだから、何も思い残すことはなく期待に胸を膨らませ出てきた訳だが。
多くの心配をよそに、ここに来てしまったこと。
表立って反対こそはされなかった?ものの、やはり両親の不安・心配は尽きないこと。
海外旅行にも行ったことのない両親にとって、この世界はあまりにも未知過ぎた。

 そんな人たちを残して、いまここに居る自分に問う。
なぜ、そこまでしてここに来たのか?今、ここに居るのか?

それから、元同僚のIさんにも会う。
「元同僚全員で応援しているよ」
という言葉に、胸が熱くなりすぎたので、笑ってごまかしてしまった。
去年の今頃は、現場で一緒に働いていたのが、まるで遠い昔の話のように感じた。

短い時間だったけれど、日本との距離がぐっと縮まり、私の心を弾ませたことは言うまでもない。
こんなに嬉しさを感じることができるのは、こうして遠く離れているからだろうか?

あらためて私を応援してくれる多くの方達を思い浮かべた。
道のりは決して平坦ではないが、
へこたれずに最後までやれるだけのことをやってみようと、思っている。

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