2009年7月18日(土)
ペテペテ(公共乗り合いバス)の中は、私にとって貴重な情報源。
今日も村からの帰りに、一人の女性に出会った。
ペテペテに乗ると、たいていの人が私の国籍、仕事などを聞いてくる。
まずはそこから、世間話が始まる。
ペテペテでマカッサルまで行く道中の話の中で、
彼女には中学生になる子どもが居るが、
お金がなく普通学校に通わせきれなかったという話になった。
どうして、中途退学したのか?と聞いてみると、
お金がないからだと言う。
すでに教育の無料化は始まっていて、この島でも遅ればせながら
制度が実施されている。
条件はあるが、その条件に該当する者できちんと申請さえすれば、
補助金が下りるようなシステムもあるのだが、
残念ながらそのことはあまり知られていない。
無論、ノンフォーマル学校(PAKET)の存在も知らず、
私の説明を珍しそうに聞いていた。
私の通っている村でもそうだったが、
情報があまりにも伝わっていない。
ノンフォーマル教育制度というものはありながらも、
一番必要である村人の多くは知らないままで居るのだ。
一般人にきちんと伝えることが必要であると強く感じている。
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