2009年6月25日(木)
23日(火)~26日(金)の4日間にわたって行われる試験。
ノンフォーマルの生徒約450人。フォーマルの生徒約120人。
県内で、総勢600人の生徒が受験をしている。
今日で3日目が無事終了した。
試験は午後1時から5時まで2教科ずつ行われる。
とはいえ、日本のように時間きっちりに始まるわけではない。
試験官・受験者ともに、遅れてくることもしばしば。
そのうえ、この国ならではの難しい現実がある。
日本人として、不正行為を見逃すこともできないし、
その手助けをすることは許しがたいわけだが、
この国の現状はそうなんだと言われると、
おかしいと思うし悔しいけれど何もできない。
そのたびに、日本ではこのことは許されないことだ。
と日本の常識を話し、
また、この国の文化も理解しているから、仕方がないことだとは思っている。
というようなあいまいな返答をしている。
でも、その不正の行われている空間に居るだけでも、罪悪感がかなりある。
何のための試験なのか?
慣例として行っているだけなのか?
本当に必要があり、行っていることなのかという疑問がある。
自宅に帰ってから、同僚であり、ホストファミリーであるSakriに少し話してみる。
この試験自体に、賛否両論あるという。
任地のような田舎では、都会のような教育レベルにはまだ達していなく、
それなのに全国共通で行われるこの試験は、
やる前から不利なのだと。
だから、教員が助けてあげなくてはかわいそうだ。
という主張だ。
教育の複雑さは、国自体を複雑にするのかもしれない・・・
何のための試験なのかを問う国民は、どこかにいるのだろうか?
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