2010年8月6日金曜日

村へようこそ!


2010年6月15日(火)

 日本から、JICAの方がいらした。
今回新しくなった配属先の教育局長と、課長が
はじめてJICAの人と話をすることになった。
局長も、課長もまだ私の活動は何も知らないから、
いったい何を話すのだろうと思っていたが、
まるでいつも活動を見ているような口ぶりに、
うれしいやら悲しいやら、複雑な気分・・・

それはさておき、
アクセサリー作りをしている現場へと足を運んでもらう。
今日の生徒(卒業生だが)はいつもの2人。
いつも通りの作業を進める。
日本人からの質問も、しっかり答えていた。
この間JICAの人が来たときは
恥ずかしがって、会話にならなかったが。
今回は少し慣れたようだった。
いつものように、この施設の隣のイブミナの家では、
朝から村のおばあさんたちが集まり、
昼食の準備をしてくれている。
すごいごちそうだ。
毎回のことながら、本当に感謝に絶えない
村の人みんながこの訪問を喜んでくれている。
ありがたい。
訪問してくれた方々も、
村ならではのご飯をおいしくいただいてくれたようでよかった!

そして、その後、村の生徒の家へ・・・
今回、事前に訪問者とお話しする機会があり
どこを案内するか迷っている旨を話したところ、
「あなたの見てもらいたいところを案内してください」
と言われた。
自分の活動をひとつだけ紹介できるとしたら、
村の生徒のkの家でのなごやかなゆったりとした、
ぬくもりのある時間だ
この雰囲気は、残念ながらそこに居る者にしかうまく伝えることができない。
なんとも言葉にするのは難しい、
素敵な空間なのだ。
活動に息切れした時も、どうしようか考えている時も、
いつもこの家で過ごした。
イブミナの家と、Kの家が、村での活動の原点だ。

少し話がそれたが、
Kの高床式の家では、お客さん用に敷物がしかれ
いくつかの手作りのお菓子も用意された。
(きっと朝から姉妹たちが作ったに違いない!)
Kのお父さんがいつもの笑顔で出迎えてくれ
家族、親戚が集まり、恥ずかしそうに挨拶をしてくれた。
物資的には貧しいけれど、心豊かな生活。

こういう心温まるぬくもりの中で
私は暮らしている。

写真は見送りのとき 家から
   笑顔がいいでしょ!

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