2009年6月26日金曜日

孤児院の生活




   2009年6月14日(日)
 タカラール県にある孤児院。
数ヶ月前から通っている。



25名の子どもたちが居て、ほとんどが小学生。
仕事の合間に通うので、定期的には行けないのだが・・・
ジャカルタにしばらく行っていて会えなかったので、
みんなに会ってきた。



たまにここに行き、子どもたちと遊んでいる。
とても貧しい施設で、
敷地も心ある人から借りたものらしく、数ヶ月前にこの場所に
引っ越してきた。
前の敷地のときから訪問したいなと思いつつ、
なかなか訪問する勇気が出ずに半年くらい過ぎてしまった。



行ってみると子どもたちは歓迎してくれ、
毎回おりがみやレクゲームなどをして過ごしている。
今回は、こどもたちとお菓子作りに挑戦しようと、
材料を持って遊びにいった。

 この子たちのご飯は3食インドミー(インスタントラーメン)とごはんだけ。
たまに揚げ魚がでるのがごちそうだそう。
とても貧しい食生活だ。
栄養失調にならないのかと心配だが、何とかみんな元気にやっている。
この施設は国や県からの補助もなく、
いわゆる私立だが、経済状況は厳しくいつ閉鎖しても仕方ないという
状況のようだ。
通い始めた当初は、ここを運営している所長のような人から、
日本から援助が欲しいと何度も言われ、その都度断ってきた。
援助目当てで孤児院を開く人も多いと聞くからだ。
他の県の孤児院では日本からの援助でかなり潤っていると言う。
トラック何台分も、孤児院に物資が運ばれてくるそう。
それが私にもできないのか?というのが、
通い始めてしばらくは毎回話になった。



 その度に、
『そういう援助はできないけれど、子どもたちと遊ぶことはできる。
 それでもいいなら、ここに来たい。』
とはなし続け、こうして通うようになったのだ。

 この施設ではおやつタイムなんてもちろんないから、
今回は一緒にお菓子作り→おやつタイムの実現。
お菓子も、インドネシアの一般的な揚げ菓子を一緒に作ってみた。
女の子が中心となって、生地づくりや丸めたりする。
男の子は最後の仕上げの揚げる作業を受け持つ。
ワイワイにぎやかにお菓子作りがすすみ、
完成!
 
できたお菓子と紅茶でおやつタイムの始まり始まり・・・!
未だに子供たちの名前を覚えられずに苦労しているが、
楽しい雰囲気を味わってもらえたようだ。
子どもたちの協力性もなかなかのもので、
きちんと役割分担して、作業をしていた。

 魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えるのが
国際協力だと、よく言われている。
この子達も中学校卒業と同時に、この施設から出るそう。






少しでも、生きるための技術をつけて
この施設から出られるといいと思う。
そのために、少しでも私で役に立つことを探しながら、
ここに通っている。

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