2009年6月26日金曜日

リサイクル工房






       2009年6月1日(月)
 環境隊員たちとともに、ジャカルタにある工房へ。
ここでは、バックや財布、手帳ケース、かさなどを作っている。
その材料と言うのが、服や手洗い用の洗剤、お菓子の袋などだ。
日本でいう、詰め替え用の液体の入っている袋。
使用済みのものを集め、リサイクル品としていろいろな小物が出来上がっている。
日本でもこのようなリサイクル品が販売されているのを見たことはあったが、
こうしてこの国で使用されているビニールが
製品化されているのは妙にリアルであり、
こういった商売が実際この国で行われていることも、意外だった。

 まだ、リサイクル化が一般化されていないこの国では、
先駆的な活動になるのだろう。
この工房を始めて数年との話。
工房には数人の職人が居たが、この人たちも安定して給料が支払われ
毎日働く場所が提供されているのも、うらやましい限りだ。
とはいえ、ジャワではこのような会社形態はすでに一般的なのかもしれない。

 任地ではこんな風に雇用形態の整った?生活ができる人たちは
ほとんど居ないので、すごく驚くことばかりだったが・・・
それくらい、インドネシア国内でも経済格差があるということだ。
まだまだ私の任地では、仕事のない人で溢れている。

 月給制で当たり前のように暮らしてきた日本の生活からは
想像できなかったことだが、だからこそ今は、毎月一定収入を得ることができる
日本って、先進国なのだなぁ・・・と感じてしまう。
日本人にとっては当たり前のことだが、
ここに居ると、日本がいかに進んでいるか?ということを
感じずにはいられない。

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