2009年6月11日木曜日

生徒の家に宿泊

    4月22日(水)
 4月からは、時々村の家に泊まっている。
今回は、生徒の家に初宿泊。
生徒とはいえ、年齢は近く(私のほうが少し年上だが)
しっかり者の彼女にはいつも生活指導?をされている。
―道ははじを通りなさい。
―忘れ物をしないように、全部持ち帰りなさい
―インドネシア語をもっと勉強しなさい

などなど。
村に行くと、彼女の家に滞在することが多いので、
最近はいつ行っても家の人が心良く迎え入れてくれる。
一緒に授業を行ってから、そのまま彼女の家へ。
 この日は夕食を食べてから、村で行われる結婚披露宴?に参加。
村の大通りに面した家で行われたため、
道を通行止めにしながら、村総出のお祭りのよう。
露店のようなもの(オートバイで売りにきている)まで出てしまい、
それはそれはにぎやか!
 ほとんどの生徒が来ていて、声をかけてくれる。
授業にほとんど参加していない生徒にも会ったが、
「せんせーい!」
とくったくなく、遠くのほうから声をかけてくれる。
「元気?たまには学校においでよー!」
なんてこっちも声をかけながら、ついでに家族の人にもあいさつしたり。
 一人でこんなところに居たら、外国人というだけで心配になるところだが、
私が生徒たちと村を歩く姿はもう村人も見慣れているらしく、
知らない人たちからも名前を呼ばれたりして、
なんとか違和感を感じずにここに居られるようになった。
もちろん、生徒たちが最新の配慮を配ってくれていて、
「はぐれないように、ここに居て!」とか、
「○○ちゃんと一緒にいるんだよ」
などと、子ども並みの扱いを受けている。
 ホントは大丈夫なんだけど、一応私も
「ハーイ!」
と気のいい返事をして、生徒たちの指示に従って過ごす。

結婚式は1日中行われ、エレクトーンを使っての歌謡ショーや、のど自慢大会のようなものが開かれたり、新郎新婦に見惚れる人たちが居たりして、夜中の12時過ぎまでにぎやかなようだ。
 私は途中で他の生徒の家に寄り、お茶をご馳走になって、
大満足して家に帰った。
家では寝る前にもかかわらず、
ピサンゴレン(バナナの揚げたもの)を食べてから寝なさい!
と言われ、寝る前なのにー!と思いつつも、
郷に入っては郷に従え・・・ということで、
家族のみんなと食べる。

 翌日は村をぐるぐる回ったり、村の小学校を訪問したり・・・
今回は、生徒の1日の暮らしが分かってよかった。
家の手伝いとは言うものの、結構真剣に働いている。
日本のようにお母さんだけが家事を行っているのとは違い、
家族で分担をしてかなりの家事を行う。
ここにはガスコンロも洗濯機も掃除機も食器洗い機もなく
すべて人力によるから、家事の負担も大きい。

だからこそ、子どもたちは大きな働き手となる。
家の仕事の合間に学校に通う。
かなりの熱意がなければ、学校を続けることは難しいのだな・・・
と感じる。
そこまでしても行きたい!と思えるような学校って、
どんな学校なのだろう・・・?
と考えながら、
どうしたら生徒が学校に来てくれるのかと、今日も思い悩んでいる。

 自分の家に帰ると、背中がかゆい・・・!
昨日生徒のベットに一緒に寝たので、
ダニかのみに喰われたよう・・・
背中一面に赤いブツブツが出てかゆみがとまらなかったが、
これもいい経験!!

0 件のコメント: