4月22日(水)
4月からは、時々村の家に泊まっている。
今回は、生徒の家に初宿泊。
生徒とはいえ、年齢は近く(私のほうが少し年上だが)
しっかり者の彼女にはいつも生活指導?をされている。
―道ははじを通りなさい。
―忘れ物をしないように、全部持ち帰りなさい
―インドネシア語をもっと勉強しなさい
などなど。
村に行くと、彼女の家に滞在することが多いので、
最近はいつ行っても家の人が心良く迎え入れてくれる。
一緒に授業を行ってから、そのまま彼女の家へ。
この日は夕食を食べてから、村で行われる結婚披露宴?に参加。
村の大通りに面した家で行われたため、
道を通行止めにしながら、村総出のお祭りのよう。
露店のようなもの(オートバイで売りにきている)まで出てしまい、
それはそれはにぎやか!
ほとんどの生徒が来ていて、声をかけてくれる。
授業にほとんど参加していない生徒にも会ったが、
「せんせーい!」
とくったくなく、遠くのほうから声をかけてくれる。
「元気?たまには学校においでよー!」
なんてこっちも声をかけながら、ついでに家族の人にもあいさつしたり。
一人でこんなところに居たら、外国人というだけで心配になるところだが、
私が生徒たちと村を歩く姿はもう村人も見慣れているらしく、
知らない人たちからも名前を呼ばれたりして、
なんとか違和感を感じずにここに居られるようになった。
もちろん、生徒たちが最新の配慮を配ってくれていて、
「はぐれないように、ここに居て!」とか、
「○○ちゃんと一緒にいるんだよ」
などと、子ども並みの扱いを受けている。
ホントは大丈夫なんだけど、一応私も
「ハーイ!」
と気のいい返事をして、生徒たちの指示に従って過ごす。
結婚式は1日中行われ、エレクトーンを使っての歌謡ショーや、のど自慢大会のようなものが開かれたり、新郎新婦に見惚れる人たちが居たりして、夜中の12時過ぎまでにぎやかなようだ。
私は途中で他の生徒の家に寄り、お茶をご馳走になって、
大満足して家に帰った。
家では寝る前にもかかわらず、
ピサンゴレン(バナナの揚げたもの)を食べてから寝なさい!
と言われ、寝る前なのにー!と思いつつも、
郷に入っては郷に従え・・・ということで、
家族のみんなと食べる。
翌日は村をぐるぐる回ったり、村の小学校を訪問したり・・・
今回は、生徒の1日の暮らしが分かってよかった。
家の手伝いとは言うものの、結構真剣に働いている。
日本のようにお母さんだけが家事を行っているのとは違い、
家族で分担をしてかなりの家事を行う。
ここにはガスコンロも洗濯機も掃除機も食器洗い機もなく
すべて人力によるから、家事の負担も大きい。
だからこそ、子どもたちは大きな働き手となる。
家の仕事の合間に学校に通う。
かなりの熱意がなければ、学校を続けることは難しいのだな・・・
と感じる。
そこまでしても行きたい!と思えるような学校って、
どんな学校なのだろう・・・?
と考えながら、
どうしたら生徒が学校に来てくれるのかと、今日も思い悩んでいる。
自分の家に帰ると、背中がかゆい・・・!
昨日生徒のベットに一緒に寝たので、
ダニかのみに喰われたよう・・・
背中一面に赤いブツブツが出てかゆみがとまらなかったが、
これもいい経験!!
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