2008年9月13日土曜日

PESTA BUKA PUASA(断食明けパーティー)


           記9月9日
仕事から帰ってくると、家の中のソファー類が全て運びだされ、

家にはすでに10人くらいの人が料理を手伝いにきていた。
言われてみれば、IBUが昨日友達を呼んでPESTA(ペスタと読む パーティーのこと)をすると言っていた。が、ちょっとしたものだと思っていたのだが・・・
昨日魚(多分 鯛)を250匹と貝を30KGくらい下ごしらえしていたのだが、

その時にはまだペスタのことは知らずに、ずい分一気に沢山買うものだなぁ・・・と驚いていたのだが、

ここで使われるのだと知ってさらにビックリ!
家の中にしまってあった食器類100セットを出し、親戚総出で準備にとりかかる。
もちろん私も一緒に準備をする。
とても料理の上手な叔母さんが、指揮官となって沢山の料理を下ごしらえ。
あっという間に8品ほどの料理が出来上がった。
もちろん、ES BUAHは大きな鍋いっぱいに、こんなに食べきれるのだろうか?

と思うほど作られている。
 お客さんが部屋いっぱいになると、PUASA(断食)明けのラジオの声を待ち、

断食明けの合図と共に、水を飲みES BUAHを食べる。

その後、Magrib(断食明けのお祈り)が一始まった。
男女とも顔を洗い清めてから、男性はPeci(ペチと読む イスラム男性の帽子)をかぶり、

女性はMukuna(ムクナと読む お祈り用ベール)をまとう。
整然と整列し先頭の男性の掛け声に合わせてお祈りが始まる。
さっきまでのにぎやかさとはうって変わって静寂な空気が走り、

みているこちらも神聖な気持ちにさせられるような、厳かな時間だった。
普段家の人たちがお祈りを始めると、なんとなく見てはいけないような気持ちもあり

部屋に入ってしまうことも多かったが、今日は貴重なものを見られた気がしてならない。
私の周りにいる人全員がPUASAをし、こうしてお祈りする姿をみていると

宗教の偉大さを感じずにはいられない。
ちょっと試しにPUASAをして見なさい!なんて軽く現地の人には言われるけど、

それもなんとなくはばかられるような神聖なものを感じている。
その位、家の人たちは普段から信心深く、日々感心させられてはいたが

こうして一同に70人くらいの人が集まりお祈りしている姿を見たら、一言では語れない何かを感じた。

お祈りの時間がすんだ後は、お楽しみの食事会。
インドネシア人は、本当によくご飯を食べるので、みんなお皿に山盛りいっぱいのご飯とおかずを盛り付け、おいしそうに食べていた。
今日は初めて料理の手伝いをしたし、沢山の料理を作っているところも間近にみられた。
そのうえ、イスラムのお祈りもそばで見ることができ、まじまじと文化の違いを感じた一日だった。
顔は日本人によく似ていて、言葉を発さなければ同郷の人かと間違うこともあるというけれど
ここには確かに違う文化があり、暮らしがある。
当たり前のことだけれど、新鮮な感じ。

外国人から見た日本の文化は、どんなだろうか?
日本の文化について、あらためて振り返ってみようと思う。

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