2008年9月18日木曜日

巡回 その④


記9月16日
先週は担当者の都合で1つの市しか回れなかったので、今週はきちんと回りたいと思い同僚に相談。
同僚がすぐに対応してくれ、担当者に連絡を取ってくれた。ラッキー!
という訳で、今日は巡回に。
通常は、初めての巡回ということで迎えの車が用意されているが、今日のMPS市では車は用意できなかったということで、ペテペテに乗ってMPS市まで。
実際の巡回は、こうやってペテペテを使って一人で行くことになるので、この方が実践的でいい。
その上、担当者が気の合いそうな人だったので、二人でまわるのは楽しかった!
ペテペテを降りると、そのままベチャに乗って、市内に入る。
ベチャは風を切ってはしるのでとても、心地よい。
田舎道をどこまでもまっすぐに走っていく。
 この市は、とても貧しいのですと説明される。
確かにまわりは川と田んぼと田舎道のみ。車の通りもあまりなく、簡素な感じ。

写真は、幼稚園。
この施設は、午前中は幼稚園。
夕方からはPKBMと、2通りの役割を持つ。
だから掲示物も、幼児用の飾りと、PKBM用のものと2通りが並んでいる。
今日は午前中のみの訪問だったので、幼児としか会えなかったが。
PKBMの内容は、中学校を途中でやめてしまった人のための学校だ。
通常の中学校の授業を学ぶ。
このPKBMで卒業できれば、中学校卒業の資格をもらえる。
インドネシアでは、中退の多くは貧しさのため、両親の手伝いをするため学校を続けられないという子どもがほとんど。
通常の学校に通っている子の多くは裕福な家庭に育っている。
だから、こうやってノンフォーマルの学校として、PKBMがある。
このPKBMに入学するためにも試験を受けなくてはいけなくて、私の勤務先の学校外教育課(PLS)には、入試希望者や、合格者が手続きに来る。
多くの子どもたちが、学校を途中でやめざる終えない状況が、この島にはある。
だからこそ、私のような者が派遣されているわけだが、その責任は重いなぁ・・・と子どもたちに会うたびに感じている。
 田舎の風に吹かれながら、ふと考えた。
当たり前のことを当たり前にできる日本は、やっぱり幸せな国だ。

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