2008年12月6日土曜日

村人とおしゃべり


記11月26日(水)
 午後は、初めてPAKETの授業風景を見学。
PAKETA(小学校の勉強)は、10歳から17歳くらいまでの子どもたちが居た。
PAKETB(中学校の勉強)では、15歳から23歳までの人がいた。
いずれも、20人のクラスだそうだが、実際に来ているのは10人弱。
昼間は何をしているのかと聞くと、家の手伝いでご飯を作ったり洗濯をしたり・・・という。
 なかなか授業に参加しない人が多いので始まる前に先生が各家庭に呼びにいったりもするそうだ。
今日はこれでも出席率は高いらしい。
ちょっと話をしたが、なかなか難しいものだ。
この子たちが、普通に学校で勉強できる環境なんて本当に作れるのだろうか?
まだ想像もつかない活動の先を考えて、途方にくれてしまった。

 夕方、自転車で散歩。
自転車で巡回できる識字教室へ行く。
その途中、何度か道端で話して日本語を教えたことのある中学生の集団に出会う。
いつもは、私の家の近所で遊んでいるところに私が出くわし、日本語を教えていたので彼らの家がこの近所だとは知らなかったのだ。
 雨が降ってきたこともあり、雨宿りをしながら雑談。
さすがは、子どもたち!日本人や私に対して興味津々だ。
宗教のことが気になるようで、仏教のお祈りの仕方や、お祈りの言葉を教えてとせがまれた。この国では私は仏教徒ということになっているので、一通りの話をする。
 何度か日本語を教えただけだったのだが、今度は定期的に教えてほしいとリクエスト。
早速今週日曜からという約束になった。
本当に日曜に来るのかな?と半信半疑だが、楽しみでもある。

 そうこうしながら、村へ。
この識字教室は以前にも紹介した東屋のような屋根の教室。
もちろん大雨の今日はそこではできず。
雨のため、教室も休みかと思いながら急いでいってみると、建設中の建物の開いている空間を利用して学習していた。
文字を書く練習が主な授業。
雨で参加者も少なかったが、来ている生徒は真面目に勉強していた。
学習も6ヶ月目になるので、かなり個人差がある。
字を見るのも難しいような年齢のおばあさんが熱心に学習している姿にはいつも感心させられている。
 雨で授業は早くきりあげ。
雨なので、夕食の準備を早めにするとか。
 私はというと、ある一軒の家に寄り、お茶タイム。
村人の一般的な反応として、初めて見た日本人に興味を持ってくれる人と、近寄らない人の二種類があるようだ。
この村は農民が多いとのことで、日本では農家が成功していると言う話が有名らしい。
日本へ出稼ぎに行きたいと思っているというおじさんが、私に興味を持って家に寄るようにと促してくれたのだった。
 こういう人と出会えると、次回からの訪問も行きやすくなる。
寄る家ができたからだ。
いろいろと日本の話に花が咲き、日本代表としてあれこれ話すのだが意外にあやふやなことが多くて返答に詰まることもしばしば。
日本の農業はどうやって発展したのか?
私の家も農家だけど、そういうことはまったく知らない・・・

村生活は刺激があって面白い。

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