2009年3月15日日曜日

卒業おめでとう!

   2009年3月9日(月)
 インドネシアはイスラムのお祝いの日で休日。
任地でのんびりの一日。
 日本では、元勤務校で卒業式。
1年前の卒業式は、今でも忘れられないくらい思い出深い一日だった。
今でもつい昨日のことのように、鮮明に思い出すことができる。

 今回の卒業生との思い出は、やはり部活動。
2年生までしか、一緒にできなかったけど。
一生懸命練習をしていた姿が印象的だった。
3年生での成長をこの目で見られなかったのは残念だったが、
その子たちが卒業するのだから、本当に嬉しい。

 心から、卒業おめでとう。
今日が、素敵な未来に続く一日でありますように。

村の小さな売り子さん




     2009年3月8日(日)
生徒の家に居たときのこと。
 通りを歩きながら、声を張り上げている小学生・中学生。
学校から帰ったばかりでそのまま出てきた感じ。
土曜だったので制服を着ていた。
両手には、魚をもっている子。手作りのお菓子の入った箱を持っている子など。
家で作ったお菓子や魚などを売りに行くのが子どもたちの仕事らしい。
何度かこの道を通り、商売を行っているのだ。
まだ子どもなので、「もっと安くしなさいよ!」
と言われると、とても困ったようにもじもじ。
 でも、売れると嬉しそうに帰っていった。
わずかな売り上げだが、ちゃんと稼いでいる。
こういう子が、この村には多くいる。

村の休日



    2009年3月8日(日)
 1泊した翌日。
今日も朝から生徒たちの家へ。
早朝集合(5時半)といわれたが、そんなに早くはできないと話して、8時頃集まる。
ここですぐ出発かと思いきや、ここはインドネシア。
お茶を飲みながら、まずのんびりおしゃべり。
お母さんや親戚のおばさんたちが、おしゃべりしながらお菓子作りをするのを眺める。
家事を分担して行っており、洗濯をする人、料理をする人、かまどに火をくべる人、掃除をする人。とにぎやか。
村の朝の風景を見る。
そのうち、生徒たちが集まってきてくれて、みんなで海へ。
昨日の夕陽を眺めたところとはまた違った場所で、釣りをする人や海に入り海草や魚を獲る人など、多くの人が働いていた。
小型の船が停まっていて、聞くとさっき漁に行ってきたという。
浅瀬の海なので、投網を使って漁をしている人もいて、見ていておもしろい。
 今日も生徒の兄弟や、おいやめいを連れているので、ちょっとしたピクニック。
到着すると子どもたちはザブンと海に入り、泳ぐ。
着替えなど持ってきた者はいないから、着の身着のまま。
そんなことはおかまいなしにおおはしゃぎ。
 久しぶりの開放感。
子どもたちと一緒に遊ぶ。

 海の入り口に、丘(中州のようなもの?)があって、そこに住んでいる人たちのところへもお邪魔。
海草を獲って暮らしているという。
ちょっと、無人島のような暮らしぶり。
かなりシンプルに暮らしている。
こんなところにも人が住んでいるのか!という感じで、
家もほったて小屋という感じだった。
 
村に戻ると、別の生徒の家に呼ばれ、庭でお茶を飲みながらおしゃべり。
生徒が得意げに、日本語を披露しているのをほほえましく感じる。
 
その後も、数件生徒の家に寄りながら、家に帰る。
どの家でも歓迎してもらった。
家族を紹介してもらい、生徒の生活がぐっと身近になった。
この暮らしぶりは、これでいいのじゃないか?というのが正直な感想。
ここにしかない暮らしがある。

村の夕陽



           2009年3月7日(土)
 生徒の家はみんな近所なので、自転車で来た私の姿を見て集まってきた。
ちょっとだけ仕事らしいことを済ませ、また生徒たちと過ごす。
ここの夕陽はちょっとした名物のようで、夕方はみなバイクで夕陽を見にこの村へ集まるそうだ。
生徒に誘われて私も見に行く。
行く先々にも生徒の家があって、声をかけると一緒に行くということになり、
そろぞろと歩いていく。
生徒の兄弟なども集まってきてちょっとした集団になった。
この先は島しかない、という海の先のほうへ来たが、
日本の海岸とは違った感じで、波もなく穏やか。
生徒とたわいもない話をしたり、日本の話をしたり、
生徒の家の話をしたり・・・
 ちょっと寄っただけでは分からなかったその子の生活の様子が
垣間見られた。

 PAKETCを卒業すると、いよいよ社会人。
仕事はどうするのかと聞くと、まだ分からないという。
仕事のないこの地域では、どうやってお金を稼げばいいのだろうか?
 毎日が穏やかに過ぎる。これはお金で買えない豊かさ。
この豊かさと引き換えに、お金を稼ぐことは望んでいないようにも見える・・・
何かを得るということは、何かを失くすことなのだろうか?
豊かさとは何かということについて、考えることとなった夕暮れだった。

村生活





   
2009年3月7日(土)
 自転車で40分かけて村へ。
PAKETCの子どもたちの村へ行く。
いつもはペテペテに乗って見る風景を、自転車に乗りながら
眺める。
どこまでも続く青い空。
空と雲と、稲の緑のバランスがとても鮮やかで、
はっとするごとに自転車を止めてシャッターを切る。
小さなフレームには収まりきれないほどの豊かな空に向かいながら、
時には背にしながら
自転車をこぐ。
風が心地よく、おだやかな気持ち!
こんな田舎道を自転車で行く者はいないから、
バイクで私を抜かすたびに、みんなが振り返る。
どこから来て、どこへ行くのだろう?と興味深く見られている。
「気をつけてね!」と声をかけてくれる人も!

 おなじみの村に入ると、村の人が 
「自転車で来たのか!」と驚きながらも、
「一休みしていきなよ!」と声をかけてくれる。
目的地に着くまで真剣な私は、懸命に自転車をこぐ。

 やっと目的地の生徒の家について、ほっとしながらお茶をいただく。
この休日はこの村でのんびり。
生徒の生活の様子を見たり、村人と話をしたりして一日が過ぎる。
おだやかに時間が流れる。
こんな安らかな一日、空を見上げるとやはりどこまでも続く空。

2009年3月1日日曜日

日本人の訪問

     2009年2月26日(木)
JICAの担当者が、私の活動を視察に来た。
今回は、県の教育局から比較的近く最近よく通っている郡を見てもらうことに。
ここで、日本語を教えているPAKETCの生徒と、ソンコ作りを見てもらった。

 実はどの郡を見てもらうかということで、上司と郡を決定するだけでも一苦労。
どの郡も日本人が訪問となると、見てもらいたいというからだ。
 結局、今のところ私に一番協力をしてくれている郡にしたいということで決定した。
昨日の授業でそのことを話すと、
私以外の日本人に触れたことのないPAKETの生徒はとても喜び、
自己紹介や歌を披露したいという。
こんな申し出は、もちろんOK!
生徒たちが一生懸命練習を始めて、その様子はどこか研究授業前の教室みたい。
ちょっとそわそわ、でもドキドキ。
生徒たちの緊張と喜びが伝わってくる。
家に帰ったら、復習しなくちゃ!と生徒の声。
この訪問が、生徒の意欲を向上させてくれるようだ。ラッキー!

 郡の担当者が、強力な協力者となっていろいろと準備をしてくれた。
ソンコ作りの場所も、いつもの場所では狭いからといって教室を用意してくれたり、
昼食(それもPestaのようなご馳走!)も用意してくれた。
巡回のときにお世話になっている家の人が料理を作ってくれたり、
私の巡回先の村の人が作ってくれたお菓子を用意してくれたり、
PAKETの生徒が伝統菓子を作ってきてくれたりした。
 普段通りの活動を見せたいと伝えていたが、訪問時間自体が通常の活動時間と違っていたこともあり、
結局生徒たちには集まってもらったりしたから、その時点で普段どおりではない。
でも、この気持ちが嬉しかった。

 PAKETの生徒たちに、出来はどうだった?
うまくできた?
と、聞かれたりして、日本の中学生と同じだ!
大成功!というと、大喜びで大歓声が上がった。

 今回の訪問で、PAKETの生徒に会ってもらったことは大きな効果。
この訪問は、村の人や生徒たちにとてもいい刺激を与えてくれたと感じた。
数回の授業の成果がこうしてあらわれると、生徒の意欲が向上するものだ。
生徒たちとの絆もまた少し深まった感じがして、良かった。

 もちつもたれつ、という言葉があるが、お互いが助け合っていけるような活動を
今後も目指したい。
決してこちら側から何かを押し付けるのではなく、一緒にやっていく。
このスタンスを2年間保ち続けたいと思う。
私も多くの現地の人の協力を頂きながら、自分の活動を進めていこうと思う。

SONKO(ソンコ)作り



                      2009年2月23日(火)
 先週から集中して毎日1つの郡に通っている。
PAKET Cの生徒の授業の様子を見るためだ。
彼女たちの話では、授業のために学校に来ても先生が来ないことが多いという。
実際のところどうなのか知りたいと思い、通ってみた。
授業を一緒に受けることにし、参加。
でも案の定先生は来なくて、自習のようなものになってしまい、私が急遽授業をすることに。
2教科のうち、1教科の先生はこなくて、もう1教科の先生は遅れてやってきた。
 先生は仕事のかけもちが多く、この仕事を最優先にと行っている人が少ないため、
こういう事が起こっている。

 教室の隣で、ソンコ作りの講習を併設。
私が作り方を教わりたい!と何度もお願いしたところ、教えてくれることになった。
ソンコとは、イスラムの男性がお祈りのときにかぶる帽子で、
葉の繊維を抽出し、糸のように使って編んでいる。
籐のカゴづくりと要領は同じだが、編み方もいろいろあり、実に細かい作業である。
近所の主婦たち(50歳くらいの人たち)が集まり、一緒に練習。
今日は1時間目なので、大枠のみ。
不器用な私にとっては、けっこう難しい。
「技術を教えにきたのに、こうやってインドネシア人にいろいろ教わっていたら、
帰るまでにはプロになるね!」
と言われながら、覚えてやるぞー!と意気込んで作り始める。
先生役の主婦の代表者は、とても丁寧に教えてくれる。
その上、上手上手!とほめてもらえるので、ますますやる気が湧いてくる。
 こうやって村人に教わるのは、とても嬉しい!
明日も続きを教わることにし、帰宅。
 家でもずっと練習してみたが、やはり構造がまだ分かっていなくて、
どう編んでいいのか分からないまま数時間経ってしまった。
早く明日、続きを教わりたい!
人から何かを教えてもらえることは嬉しいことだし、楽しいものだということを
久々に思い出しながら、本当に楽しい時間を過ごすことができた。