2009年11月4日水曜日

相変わらず停電の毎日


2009年10月9日(金)

最近1日3回停電がある。
1度の停電は2時間以上になる。
昼間の停電の被害は少ないが(TVが見られない、扇風機が使えないなど)
夜はまっくらになってしまうので大変だ。
こんなとき、私が日本から持ってきたマグライトは大活躍。
停電するとすぐに、これを持って自分の部屋を出て行く。
リビングに集まったみんなで、話をしながら電気がつくのを待つ。
蒸し暑く、薄暗い中で、話し声が響く。

真っ暗の中、子どもたちはごはん。
私たちは電気がついてからごはんだ。

講座開催



2009年10月8日(木)

郡の担当者向けの講座をやっと開くことになった。
企画の段階からこの日を迎えるまで、実に数ヶ月以上経っていた。
企画の内容はいいというものの、費用をどこから出すのか?

という問題と、この国特有ののらりくらり・・・という点で、
延びに延びになり実現化しなかったのだった。
 
 教育局から私の活動への要望の一つが、技術講座の開講である。
活動1年を過ぎて、やっと配属先の要望に一つ答えることができた。
この技術講座を、これから定期的に行っていく。
この講座は、郡の担当者向けに開講し、郡の担当者→PKBMの教員→生徒 

という流れで教えられていくことになっている。

もちろん、各郡で講座開講の際には、私も一緒にインストラクターとして同行するということにする。
郡の担当者には、技術講座に自分が参加することによって、
技術を得ながら自分のPKBMで実施可能かどうかを計ってもらう機会としても役立ててもらう。

そんなことをもくろみとして、実施された。
今まで県で行われる他の活動を見てきたが、郡の担当者もしくは教員のみが技術を得るものの、

生徒にまで還元されないのが気がかりであった。
講座を受講してそれで終わってしまうのだ。
私の講座は、本来の目的である生徒たちへ還元されるまでを1サイクルと考え、
そのフォローアップまでしていきたいと考えている。

第1回は、郡の担当者たちが最も興味を寄せている『携帯ストラップ作り』にした。
今日は基本の『平編み』を教えた。
日本のように開始時間に集まってくれるわけではないので、
来た人から教えていき個人対応になるので、その点が少し難しい。
一斉に話を聞いてくれて同じことができるのは、やはり日本人だからできることなのかもしれない。
8時集合で通知を出したが、実際は9時頃にならないと人は集まらないというのを
ここでの暮らしで学んでいたので、気長に待つことに。

(それでも自分は8時前に会場に・・・ここは日本人としての私だ)
9時過ぎても誰も来なかったのにはちょっとドキドキ。
でも、9時半頃にはぼちぼち集まってくれたので、良かったなと思う。

 講座自体も、技術を覚えるだけが講座だと思っているようだ。
私はここで、もっと理論的な話もしたいと思い、準備していったのだが・・
話を聞いてもらえる状態ではなかったので、その部分は次回に持ち越すことに。
まあ、初回から焦りは禁物。
まずは参加者が楽しんで、興味を持ってくれるのが一番!
と、考えることにした。
そんな中での再発見一つ。
 参加者の中で、思わぬ人が熱中して、とても興味を持ってくれた。
今まであまり話をしたことがなかった人なので、この時間を媒介に、ぐっと距離も近まった。

 この講座でやる気を持ってくれた人を大事に今後やっていきたい。
またあらたな活動の糸口がつかめたような気がしている。

心を動かすもの

2009年10月7日(水)

日本からの郵便。
山の師匠からの便りだった。
送り主の名を見ながら、まさかー!と嬉しくなった。
見慣れた字で、書き綴られている。

今ここで活動しているアクセサリー作りは、もとはといえばこの方から山で教わったものだ。
他にもたくさんのクラフトをはじめ、子どもたちとの接し方やここに書ききれないほど、
多くのものを学ばせてもらった。
キャンプ場のことはこのブログでもいろいろと書いているが、
このキャンプ場との出会いとそこで暮らした日々が、私の軸となっている。
そのキャンプ場の持ち主である。

 その手紙にあった
『今しか出来ないことは、今やろう』

机の前に貼ってあるキャンプ場の写真を見ながら、
この数日がっかりしていた気持ちがどこか晴れていくように感じた。
くよくよしているひまはない。
この言葉を胸に、前進あるのみだ!

帰国したら、
胸を張って山へ上がる自分であるために、
くじけずやっていける私でありたい。

たくさんのお父さんお母さん

 2009105日(月)

 協力隊員の活動視察に20名ほどの方々が大阪からインドネシアへやってきた。

マカッサルを拠点に、2日に渡って数名の隊員の活動を見学するそうだ。

 夜の晩餐会に隊員が呼ばれ、私を含め8名の隊員が参加。

おいしい夕食と語らいの時間を過ごさせていただいた。

 隊員としての活動内容や、生活の様子を聞かれ

自分のことを話す。

先日の説明会がうまく行かなかったことを話すと、

励ましてくださり、少し心が和んだ。

1度失敗したからといって、チャンスはまだ残っているのだ。

説明会はうまくいかなかったが、

カスマとウニは一生懸命商品を作ってくれていることには変わりがない。

会の最後に、村で作った商品をPRし買っていただいた。

大量購入していただき、在庫がほとんどなくなるほどに・・・。

『ピンチの後にはチャンスあり。』

ソフトボールの監督が、いつも言っていた言葉だ。

多少うまく行かないことがあっても、きっと次のチャンスがやってくる。

その時のためにがんばろう!

今日の販売を経て、また村の子どもたちのモチベーションがあがるといい。

何と言っても、私自身が嬉しいのだから。

まだまだ私の活動は中盤。

あきらめず粘り強く、活動をしていこう!