2009年10月8日(木)
郡の担当者向けの講座をやっと開くことになった。
企画の段階からこの日を迎えるまで、実に数ヶ月以上経っていた。
企画の内容はいいというものの、費用をどこから出すのか?
という問題と、この国特有ののらりくらり・・・という点で、
延びに延びになり実現化しなかったのだった。
教育局から私の活動への要望の一つが、技術講座の開講である。
活動1年を過ぎて、やっと配属先の要望に一つ答えることができた。
この技術講座を、これから定期的に行っていく。
この講座は、郡の担当者向けに開講し、郡の担当者→PKBMの教員→生徒
という流れで教えられていくことになっている。
もちろん、各郡で講座開講の際には、私も一緒にインストラクターとして同行するということにする。
郡の担当者には、技術講座に自分が参加することによって、
技術を得ながら自分のPKBMで実施可能かどうかを計ってもらう機会としても役立ててもらう。
そんなことをもくろみとして、実施された。
今まで県で行われる他の活動を見てきたが、郡の担当者もしくは教員のみが技術を得るものの、
生徒にまで還元されないのが気がかりであった。
講座を受講してそれで終わってしまうのだ。
私の講座は、本来の目的である生徒たちへ還元されるまでを1サイクルと考え、
そのフォローアップまでしていきたいと考えている。
第1回は、郡の担当者たちが最も興味を寄せている『携帯ストラップ作り』にした。
今日は基本の『平編み』を教えた。
日本のように開始時間に集まってくれるわけではないので、
来た人から教えていき個人対応になるので、その点が少し難しい。
一斉に話を聞いてくれて同じことができるのは、やはり日本人だからできることなのかもしれない。
8時集合で通知を出したが、実際は9時頃にならないと人は集まらないというのを
ここでの暮らしで学んでいたので、気長に待つことに。
(それでも自分は8時前に会場に・・・ここは日本人としての私だ)
9時過ぎても誰も来なかったのにはちょっとドキドキ。
でも、9時半頃にはぼちぼち集まってくれたので、良かったなと思う。
講座自体も、技術を覚えるだけが講座だと思っているようだ。
私はここで、もっと理論的な話もしたいと思い、準備していったのだが・・
話を聞いてもらえる状態ではなかったので、その部分は次回に持ち越すことに。
まあ、初回から焦りは禁物。
まずは参加者が楽しんで、興味を持ってくれるのが一番!
と、考えることにした。
そんな中での再発見一つ。
参加者の中で、思わぬ人が熱中して、とても興味を持ってくれた。
今まであまり話をしたことがなかった人なので、この時間を媒介に、ぐっと距離も近まった。
この講座でやる気を持ってくれた人を大事に今後やっていきたい。
またあらたな活動の糸口がつかめたような気がしている。