2009年2月1日日曜日

職員用のコップ



              1月27日(火)
 職場が拡大され、新しい課になったのはこの前のブログで紹介したとおりだが、
今朝は、上司の粋な計らいで職員用のお茶用コップが用意されていた。
「昨日モール(デパート)で買ってきたんだよ!」
と話していて、パソコンで印字されためいめいの名前ラベルを貼り付けている。
 何気なく見てみると・・・
なんと、その中に私の名前もあったのだ!
私の分のカップもちゃんと用意されていた!!!!

 今まではどこかお客さん扱いだったり、ちょっとした所で外国人の自分を感じていたが、
こうやって準備してくれた私用のカップは、とても大きな意味を持つと感じた。
「これで自由に飲みたいものを飲むんだよ!」
と同僚も声をかけてくれ、嬉しかったなぁ。

 明日日本から送ってもらった緑茶を持ってくると話すと、みんな大喜び!
少しずつ、垣根が低くなってきたのなら、いいなぁ・・・

旧正月!


      1月24日(日)
 マカッサルに同期隊員と宿泊。
マカッサルに泊まるときは、JICA関係者のお宅にお邪魔するか、安いホテルを利用する。
日帰りで帰れる距離にある(南スラウェシの隊員の中ではマカッサルに近いほうだ)が、

やはり日帰りはきつい。
午後の3時か4時には帰りのペテペテに乗らないと、安全上おもわしくないからだ。
 結局じっくり都会での用を足そうと思うと、宿泊することになる。
 マカッサルに宿泊するときにたびたび使っているホテルなので、従業員とはすでに顔なじみ。
最近では、いろいろとジョーダンや、近所の話をしたりするようになった。
 今回チェックインしてみると・・・
ホテルの入り口はきれいに飾り立てられ、明日が旧正月だということを思い出す。
マカッサルには中華系の人が多く住んでいて、このホテルのある位置も中華街の近く。
ここの経営者も中華系。
だから、なんだかいつもと違って、ホテルもにぎやかな感じ・・・
インドネシアは多宗教国家なので、各宗教の祭日は国民の休日となっている。
だから中国の旧正月も、数年前から祝日になったとか。
ホームスティ先はイスラム教なので旧正月は直接関係ないが、休日だ!と言って喜んでいた。
 心なしか街はにぎやかで、外で夕食を済ませて帰るころには新年を迎えるムード満載。
ちょっと日本の新年を迎える感覚と同じ感じがして、ワクワク。
 ホテルに戻って、旧正月だねぇ・・・と従業員と話をし、部屋で寝る準備をしていると・・・
部屋の電話が鳴る。
びっくりしながら出てみると、さっき話した従業員が、最上階で新年会(カウントダウンパーティーのようなもの)があるからどう?と声をかけてくれた。
 ラッキー!ということで、すぐに準備をして会場へ。

カウントダウン30分前だったのでまずは、パーティー用の食事をいただき、年明けが来るのを待つ。
部屋には日本でいう祭壇のようなものが用意され、豪華に飾られている。
最上階である4Fの窓から下を見下ろすと、路駐車と人だかりでにぎやか。
カウントダウンと同時にたくさんの花火があがる。
花火好きとしては、昨年の夏に見られなかった分、嬉しさ倍増!
ビルに囲まれた中で花火があがるのだが、打ち上げ花火がみられるだけで心がワクワクした。
 おかげでホテルの経営者とも知り合いになり、ホテルの1ブロック先にある中華街を見にいってきたら?
と言われ、日本人2人じゃ危ないからと、従業員と娘さんをお供にと言って、私たちを連れ出してくれた。
 なんてラッキーなんだ!
こんな貴重な瞬間を間近に見られるなんて!!
 同期隊員と2人、大喜びでついていく。
歩いて5分くらいのところに、参拝をする所があり、そこに多くの中華系の人たちが集まっていた。
日本の初詣のようなものだろうか?
次から次へと人並みができ、にぎやか。
すっかり雰囲気にのまれながらも、写真をとりまくる。

 日本人だけでは、決してできないこと。
普段はかなり警戒をして、デジカメを出すのも時と場所を考えて使っているのだが。
こうして現地の人がいると本当に心強く、夜の街の雰囲気を楽しむことができた。
本当に、こういう出会いに感謝・感謝!